2014年12月4日木曜日

これは、何の学習でしょうか?(1・2年生)


これは、体育のマットあそび運動の学習です。
 低学年のマットあそび運動では、壁登り逆立ち、前回り、後ろ回り、横転がりなどの運動を行います。中でも、子供たちに人気の遊びは、進化ジャンケンです。クマ、ウサギ、アザラシ等の動物を真似た歩き方をしながら、ジャンケンをします。ジャンケンに勝つと、クマはウサギに、ウサギはアザラシに、アザラシは人間に進化することができます。人間になっても負けると一気にクマまで戻ってしまうところも面白いようです。
 この遊びでは、自分の体を支えることや、踏切のタイミングなどマット運動や跳び箱運動で必要とされる基礎感覚を養います。低学年のうちに、この感覚を十分に養っておくと、発展技に挑戦しやすくなるのです。遊びを通して、基本的な体の動かし方を学んでいます。




 今日は、横転がりを中心に運動しましたが、子供たちの振り返りにはこんなことが書いてありました。

・友だちと いきを あわせないと たいへんでした。でも とても たのしかったです。
・うでを まっすぐにすると いいと きづきました。
・2ねんせいが かんがえた なかよしえんぴつが たのしかったです。
・まえころがりや うしろころがりも がんばりたいです。
・さいしょは まがってしまったけど てをのばすと まっすぐにいきました。

 書くことで「運動が上手になるのかな?」「どんどん運動させたほうがいいのでは?」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。
 体育でも振り返りを書くことで、自分は何を学んだのか、何ができるようになったのか、何ができなかったのかを自分で意識します。そうすると「次はこれを頑張ろう。」「どうやったらできるようになるのかな。」と考えるようになります。自分の頑張りを言葉にすることで意欲の高まりをねらっているのです。
 体育の時間でも、言葉を大切にしていくことは、運動の仕方を身につけていく時に、とても効果的です。言葉で表すことで動きのコツを全員で確認することができるからです。上手な動きをしている子を観察して、子供たちと動きのコツを見つけていきます。子供たちは「腕をピーンとする(伸ばす)」「脚もピーンとする(伸ばす)」と真っ直ぐに転がることに気づくことができました。
 今日の1・2年生も、たくさん体を動かし、たくさん考えて体育の学習を頑張っていました。

(子供たちが運動している写真を載せたかったのですが・・・授業に夢中で撮り忘れてしまいました。次の機会に、子供たちの元気な姿を載せますので、お楽しみに!)