今日は「はしの上のおおかみ」という話を読んで、「親切」について考えました。
いじわるなおおかみは、一本橋を渡ろうとする自分より小さな動物たちを通せんぼしていました。
ある日の夕方、橋にくまがやってきたので、おおかみは道をあけようとしますが、くまはおおかみを優しく抱き上げて、通っていきました。
くまの行為に心を打たれたおおかみは次の日から動物たちを抱き上げて渡してあげます。
いじわるをしていたときよりもずっと気持ちがよくなることを知り、やさしいおおかみになるという話です。
子供たちはそれぞれの動物たちになりきって演技をしました。 |
いつもはいじわるなことなんて考えてないよという子供たちでしたが、いじわるなおおかみに上手になりきっていたので、「橋はオレのものだ」「楽しいからもっとやってやろうかな」といったいじわるをしてしまう気持ちを考えることができました。
くまに渡してもらう場面では、担任がくま役をやり、子供たちは抱き上げて渡してもらいました。
実際に演技をしてみることで自然に「ありがとう。」の感謝の気持ちや「うれしい。」といった喜びの気持ちが湧いてきたようです。
「くまさんやさしいな。みんなにもやさしくしてあげよう。」
「今までいじわるしてきたみんなにあやまらなきゃね。」
と、小さい子に親切にしたりやさしくしたりする大切さを感じられました。
その後、自分の生活を振り返り、やさしくしたり親切にしたりしている自分をたくさん見つけることができました。
道徳の時間では、毎週大きく成長している子供たちの姿に驚かされます。 |