前期最後の登校日である今日、6年生は2度目の文化芸術交流事業へ行きました。
前回に引き続き能楽についての学習で、前回は謡(うたい)と楽器の稽古をしましたが、今回は運び(歩き方)の稽古と、能面についての学習をしました。
能の構えは武士の所作から取られていることなどを教わり、すり足での歩き方を練習します。
視線を前方に固定して、左右の手と足を同時に出しながらゆっくり歩く足運びを教わりました。
能面は、女性を表す小面(こおもて)と般若(はんにゃ)など5つを紹介していただき、実際に着用して歩く体験をさせていただきました。
視界がとても狭くなり、思っていたよりも歩きにくかった、と感想を言っていた児童が多かったです。
その後は装束の着付けを見せていただきました。たくさん重ねていく衣装は、今回のもの(軽いほうなのだそうです)で4kgほどあるそうです。
馬の尾で作られた鬘(かずら)をかぶり、面をつけた講師の方は、その後「羽衣」の舞を演じてくださいました。
漁師に羽衣を返してもらい、お礼の舞を見せ天に帰っていく、有名なシーンです。
2日にわたるご指導、ありがとうございました。
5時間目は、1学期の終業式です。
体育館で校歌を斉唱し、校長先生のお話を聞きました。
そして、児童代表による作文発表や、前期児童会長からのあいさつ、書道展の表彰などがありました。
その後、各教室では担任の先生から「あゆみ」が渡されます。
半年間の学習のしるしとして、大切に持ち帰っていました。
土日と、学期間休業を挟んだらすぐに2学期が始まりますが、一年の半分を終えた節目として、気持ちを新たに臨みたいですね。