2019年9月11日水曜日
農地・水自然観察学習
今日は、4~6年生を対象に農地・水自然観察学習が実施されました。
まずは、水鳥湿地センターへ行き、濤沸湖の自然観察です。
双眼鏡で野鳥の姿を追うと、一列に並んで首を水中に入れて食べ物を取るオナガガモや、羽をたたんで休むオジロワシ、長いくちばしを揺らしてゆっくりと歩くアオサギなどの姿を観察することができました。
4年生は総合的な学習で濤沸湖の野鳥について調べているため、双眼鏡で見ただけで鳥の種類を言い当てる子もいます。
その後、木道から濤沸湖周辺の湿地の植生を観察しました。
ヒオウギアヤメの白い実の中に、種子ができている姿が見られます。
ガマの穂は刈られてしまっていましたが、細長い葉を観察することができました。
たくさんの花の間を、セイヨウオオマルハナバチが飛んでいます。
おしりの白い可愛らしいハチですが、外来種として、在来のハチの住処を奪ってしまっていることを教わりました。
刈り取ったアメリカオニアザミの鋭いとげを触らせていただく機会もありました。これも外来種で、アヤメの生える場所を狭めてしまうそうです。
水鳥湿地センターを出た後は、濤沸湖に流れ込む小川で、生き物探しです。
網で川の底土をすくうと、たくさんのエビが取れます。
このエビは、てんぷらにすると美味しいと言われています。
長靴で安全に注意しながら、夢中になって探しました。
他にも、カニやカエルを見つけた児童もいたようです。
こうして活動できるのは、事前に小川周辺の草を刈ってくださった地域の皆さんのおかげです。
児童会長に続いてみんなでお礼を言い、帰路につきました。
濤沸湖の豊かな自然と、その恵みについて学ぶことができ、子供たちは終始笑顔でした。