2015年10月20日火曜日

正解に至る道に価値がある


5年生の5時間目の授業は理科です。子供たちは、降雨量と川の水位のデータとにらめっこ。「8日は、日中にかなりの量の雨が降っているよ」とさっそく子供たちはデータの特徴を読み取りました。続いて、川の水位のデータを見ます。「あれ、8日の日中は、それほど水位が上昇していないな」「雨が降っているはずなのに…」「9日になって上昇しているぞ」。そこで、先生が学習課題を提示します。「9日は、雨が降っていないのになぜ川の水位が上昇したのでしょうか。」子供たちは周りの友達と話し合いながら、自分なりの考えをもとうと努力します。

「正解」を知ることはとても大切です。しかし、答えを導き出す過程にこそ、学びの楽しさがあり、学びの価値があると、子供たちの姿は語っています。将来出会うであろう様々な問題に立ち向かっていく力を、友達とのかかわりの中で培ってほしいと願っています。